2026年度神奈川大学野球秋季リーグ戦 予備週・3回戦
(10月30日・関東学院大学ギオンパーク)
関東学院大 1ー5× 桐蔭横浜大 (桐蔭横浜大が2勝1敗で勝ち点獲得)
勝った方が「リーグ2位」として来週の関東大会(横浜市長杯)出場権を手にする、まさに絶体絶命の秋季リーグ最終決戦。崖っぷちに立たされた関東学院大の小泉監督は、スタメンに意地と誇りを背負う4年生をズラリと並べた。学生野球の集大成として、チームの歴史を創ってきた最上級生の底力に全てを託す背水の陣で挑んだ。
しかし、立ち上がりに試練が訪れる。先発の大原(人間共生2年・駒大苫小牧)は2回裏、前日と同じく先頭打者に四球を与えて歩かせると、相手1番打者に左越えの適時三塁打を浴びて先制を許す。勝負所での初球・先頭への制球という課題が、この日も重くのしかかった。
反撃に出たい関東学院大は4回表、2番・伊藤海翔(経済3年・木更津総合)の右前打、3番・主将の有川廉普(経営4年・都城東)の右越え二塁打で好機を作ると、三森結大(経済4年・桐生第一)が四球を選び一死満塁。ここで6番・米盛英汰(経済4年・沖縄尚学)の併殺崩れの間に三塁走者が生還し、1対1の同点に追いついた。
なおも好機で一気に勝ち越したい場面だったが、一塁走者・三森の盗塁に対し、相手遊撃手に送球をカットされると、三塁から本塁を突いた有川が遊撃手の素早い本塁送球によりタッチアウト。走塁の判断で一瞬の隙を突かれ、試合の主導権を握りきれなかったことが、その後の展開に重く響いた。
1対1 のまま迎えた6回裏、救援した1年生右腕・岩田純心(経営1年・相川学園静清)が四死球と捕逸でピンチを背負うと、マウンドへ上がった3番手のエース・手塚悠護(社会4年・向上)が泥臭くファーストゴロに打ち取る。しかし、本塁への野選(フィルダースチョイス)となり、勝ち越し点を奪われてしまう。さらに8回裏にも手塚が四球と連続安打から痛恨の適時打を浴び、計5点を失って万事休すとなった。
1対5で敗れた関東学院大は、桐蔭横浜大に先勝するもそのご連敗し勝ち点を奪われ、2位の座と関東大会出場枠を奪い取られる形となった。終盤に神奈川大、横浜国立大に相次いで連敗を喫したことも大きく響き、今季はまさかの「リーグ4位」まで一気に転落。令和に入って以降、春秋13シーズンの中で実に6度目となる4位。かつての「常勝・関東」を知る者にとってはあまりにも不名誉な定位置であり、チームが直面する厳しい現実を突きつけられる結果となった。
最後に立ちはだかった壁は高く、力負けを喫する結末となった。しかし、最後までチームを鼓舞し、泥にまみれてグラウンドを駆け抜けた4年生たちの姿は、決して色あせることはない。主将の有川をはじめ、縦縞のプライドを胸に戦い抜いた彼らが遺した足跡と悔しさは、必ずやベンチで見つめていた下級生たちの心深くに刻み込まれたはずだ。歓喜も絶望も味わった2026年シーズン。この秋の涙を糧に、関東学院大学硬式野球部は厳しく長い冬の猛練習へと向かう。王者奪還へ向けた「本当の逆襲」は、もう始まっている。
今シーズンもどんな時でもスタンド、YouTubeから、温かく、そして熱い声援で選手たちの背中を押し続けてくださったOB・OGの皆様、保護者の皆様、そしてファンの皆様に、心より感謝申し上げます。
皆様の変わらぬ鼓舞があったからこそ、選手たちは最後の最後まで諦めずにグラウンドで泥臭く戦い抜くことができました。ご期待に沿う結果をお届けできず悔しさでいっぱいですが、この涙を糧に、来春は必ずや強くたくましくなった姿で恩返しをいたします。
今後とも関東学院大学硬式野球部への変わらぬご愛顧と、温かいご支援・ご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【秋季リーグ戦順位】
優勝 神奈川大学 10勝 勝点5(完全優勝)
2位 桐蔭横浜大学 6勝7敗 勝点3
3位 神奈川工科大学6勝6敗 勝点2
4位 関東学院大学 5勝7敗 勝点2
5位 横浜商科大学 4勝6敗 勝点2
6位 横浜国立大学 3勝7敗 勝点1
(写真はこれまでチームをけん引してきた有川主将(左)と松本主務)
