2026年度神奈川大学野球春季リーグ戦 第2週・1回戦
(4月11日・関東学院大学ギオンパーク)
関東学院大 1ー2x 横浜商科大

あと一死が遠く…… 完封目前、九回に悪夢の逆転劇
待望の開幕戦。勝利の女神は、すぐそこまで微笑んでいた。しかし、野球の恐ろしさを突きつけられる幕切れとなった。
関東学院大は11日、本拠地・ギオンパークで行われた横浜商科大との1回戦に臨み、1点リードの九回二死から逆転サヨナラ負けを喫した。先発の手塚悠護(4年・向上)が八回まで零封の快投を見せるも、最後の一死が取れず、開幕白星を逃した。

試合は四回、関東学院大が均衡を破る。主砲・山田凛太朗(3年・日大三)がライト前へ鮮やかなヒットを放ち出塁すると、ここから相手投手の乱れを突き、四球と内野失策を絡めて待望の先制点を奪った。なおも一死満塁と畳みかけたい場面だったが、後続が二者凡退。序盤で試合を決定づける追加点を奪えなかったことが、終盤に重くのしかかった。
マウンド上では、最上級生の手塚が圧巻の投球を披露した。キレのある直球と巧みな変化球を組み合わせ、商科大打線を翻弄。八回終了時点でわずか4安打、5奪三振と危なげない内容で「0」を並べた。
しかし九回裏、勝利を目前にしたところでドラマは暗転する。二死を奪い、完封勝利まであと一人と迫った場面で連続安打を浴び、二、三塁のピンチを招く。ここで小泉監督は継投を決断。二番手に原崎雄陽(4年・駿河総合)を送り出すが、制球が定まらず四球で満塁。さらに次打者にも連続四球を与え、土壇場で同点に追いつかれた。
なおも続く満塁の絶体絶命の場面、3番手の久米徳之介(4年・東海大甲府)がマウンドへ。しかし、投じた5球目を左前へ運ばれ、万事休す。劇的な逆転サヨナラ負けに、関東学院大側スタンドの応援団は静まり返った。
守り抜き、少ないチャンスを確実にものにする。関東学院大の目指す野球は、八回までは完璧に遂行されていた。それだけに、四回の満塁機で追加点を奪えなかった攻めきれなさと、九回二死からの継投の難しさが悔やまれる結果となった。
「あと1アウト」の壁に泣いた関東学院大。しかし、リーグ戦は始まったばかりだ。明日の第2戦は舞台を神奈川工科大学KAITスタジアムに移し、12時30分から行われる。
この日の悔しさを糧に、連勝での雪辱を果たし、反撃の狼煙を上げたい。