2026年度神奈川大学野球春季リーグ戦 最終週・3回戦
(5月18日・関東学院大学ギオンアスリートパーク)
関東学院大 3ー2 神奈川大 (関東学院大が2勝1敗で勝ち点獲得、通算7勝5敗で第3位)
これぞ伝統の意地! とられたら取り返す執念の野球で神大を撃破
勝ち点、そしてリーグ3位の座を懸けた宿敵・神奈川大との最終決戦。満身創痍の関東学院大が、本拠地ギオンアスリートパークで息詰まる接戦を制した。3対2。一打逆転の危機を劇的なリリーフで凌ぎ切り、対戦成績2勝1敗で貴重な勝ち点を奪取。激闘の春季リーグ戦を3位という形で締めくくった。
試合は三回表、二死から動いた。9番・米盛英汰(4年・沖縄尚学)が相手内野手のエラーで出塁すると、1番・神谷莉毅(3年・小松大谷)が左中間を深々と破るタイムリー二塁打を放ち先制。続く四回表には、2つの四死球で作った好機に7番へ下がった山田凛太朗(3年・日大三)が2球目をライト前へクリーンヒット。そつのない攻撃で2対0とリードを広げた。
四回裏に2連打を浴び1点差に詰め寄られたものの、この日の関東学院大には「とられたら取り返す」強さがあった。直後の五回表、2番・伊藤海翔(3年・木更津総合)が右越え二塁打で出塁すると、3番に抜擢されたルーキー岡本脩(1年・唐津商業)が初球をライト前へ。わずか3球で電光石火の追加点を奪い、試合の主導権を渡さなかった。
マウンドを守ったのは、今季初先発となった山下恒輝(3年・埼玉栄)だ。キレのある直球と手元で鋭く落ちるチェンジアップを武器に、中盤まで神大打線を翻弄。堂々のマウンドさばきで勝利の礎を築いた。
しかし終盤八回裏、勝利目前で神大の猛反撃に遭う。連打を浴びて3対2と1点差に迫られ、なおも一打逆転の大ピンチ。ここでギオンアスリートパークの命運を託されたのは、昨日圧巻の火消しを見せた守護神・岩田純心(1年・相川学園静清)だった。
地鳴りのような緊張感の中、マウンドに上がった岩田は冷静そのもの。後続を内野ゴロと三振に仕留めて咆哮すると、九回裏も神大打線を3人でピシャリ。連日の大仕事をやってのけ、歓喜の輪の中心で輝いた。
この勝利を以て、2026年度神奈川大学野球春季リーグ戦は全日程を終了した。最終順位は優勝・横浜商科大、2位・桐蔭横浜大に続き、関東学院大が見事に3位へと滑り込んだ。
開幕当初の連敗から始まった苦しいシーズン。全日本選手権への切符こそ逃したものの、終盤で見せた驚異的な粘りと若手の台頭は、秋への大きな希望だ。今季初先発で大役を果たした山下、そして守護神としてリーグを震撼させた岩田には、夏を越えてさらなる進化を期待したい。
4年生諸君へ。 君たちにとっては、次が泣いても笑っても最後のリーグ戦となる。目指すは「秋季リーグ完全優勝」、そして「横浜市長杯制覇」、その先にある「明治神宮大会出場」だ。この春に味わった悔しさと、最後に神大をねじ伏せた自信を胸に、夏の厳しい練習を乗り越えてほしい。君たちのポテンシャルなら、必ず聖地の頂点に立てるはずだ。
OB会はこれからも、君たちを全力で支援し続ける。
OB・OG、ファンの皆様。 今シーズンも硬式野球部へ温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました。皆様の熱い手拍子と声援が、苦しい局面で選手たちの背中を押し、この3位という意地をもぎ取らせました。秋、さらに強く、一回りも二回りも大きくなった「縦縞の勇者たち」が、必ずや王座を奪還してくれます。
これからも関東学院大学硬式野球部への変わらぬ愛と、熱い応援をよろしくお願いいたします!
「戦いはもう始まっている。掴め、秋の絶対王者を!」
【表彰選手】
ベストナイン 伊藤海翔 (4年・木更津中央)
神谷莉毅 (3年・小松大谷)
(写真は8回6奪三振1点の抑えた山下投手(3年・埼玉栄)/ベストナインに選ばれた両選手)

