◆ 2026年度神奈川大学野球秋季リーグ戦 第5週・2回戦
(2026年10月4日・俣野公園横浜薬科大スタジアム)
神奈川工科大 7 ー 8x 関東学院大(延長10回タイブレイク)
前日の1回戦で悔しいサヨナラ負けを喫し、後がなくなった関東学院大が、まさに背水の陣で挑んだ2回戦。乱高下の激しい壮絶な攻防の末、延長10回タイブレイクの死闘を制し、劇的なサヨナラ勝ちをおさめた。
試合は初回から動いた。2番の伊藤海翔(経営3年・木更津総合)が相手外野手の拙守を突いて出塁、盗塁を決めると、頼れる4番・山田凜太朗(経営3年・日本大学第三)がセンター前へ弾き返し、幸先よく先制点を奪う。
勢いに乗る関東学院大は3回、相手エラーを足がかりに無死3塁のチャンスを作ると、再び4番・山田が1・2塁間を破るタイムリー! さらに6番・富田(経営4年・東筑紫学園)が右中間へ2点タイムリー二塁打を放ち、この回一挙3点。序盤で4-0と大きくリードを広げた。
先発の右腕・大原(人間共生2年・駒澤大学苫小牧)は5回まで無失点の好投を見せていたが、6回に突如暗雲が立ち込める。死球と適時打で2点を献上。7回から救援した2番手・岩田純心(経営1年・相川学園静清)、3番手・瀬野奏汰(経営1年・駒澤大学)も相手の猛攻を食い止めきれず、1点差まで詰め寄られた。そして8回、神奈川工科大打線が牙をむく。2死から瀬野の甘いボールを長打と本塁打で捉えられ同点とされると、4番手・山下恒輝(経済3年・埼玉栄)も制球を乱して打ち込まれ、この回まさかの4失点。4-7と引っくり返され、球場には暗雲が立ち込めた。
だが、このまま終わるわけにはいかない。土壇場の9回裏、関東学院大ナインが脅威の粘りを見せる。相手投手の制球難を見逃さず、連続四死球でチャンスを広げると、ベンチは代打・岡本脩(経済1年・唐津商業)をグラウンドへ送り込む。打席に入った岡本は、期待に応える見事な一閃! レフト線へ運ぶ土壇場の同点タイムリーとなり、土壇場で7-7の同点に追いつき、試合は延長タイブレイクへと突入した。
無死1・2塁から始まる10回表、マウンドの4番手・山下が粘りのピッチングを披露。相手打線を圧巻の無失点に封じ込め、サヨナラへの最高のお膳立てを作る。直後の10回裏、相手バッテリーのエラーにより無死2・3塁と千載一遇のチャンス到来。ここで打席には1番・宮里(4年)。カウント3-1からの5球目、狙いすました一振りが快音を残すと、打球はライトオーバーの圧巻のサヨナラタイムリー! 3時間を超える壮絶な激闘に、最高の幕切れをもたらした。
劇的な勝利にも、関東学院大ナインに浮かれた様子は一切ない。試合終了直後、選手たちの眼光はすでに明日、敵地で行われる「神奈川工科大学KAITスタジアム」での第3戦へと向けられていた。
敗戦のフチから蘇った地力とチームの絆は本物だ。ここまできたら負けられない。明日も連勝を飾り、気迫で「勝ち点」を奪い取る!
行け、関東学院大学! 勢いそのままに、明日の決戦も勝利をつかみ取れ!
(写真は、タイブレイクで決着をつけた宮里②と先発五回まで1安打の好投を見せた大原)

