2026年度神奈川大学野球春季リーグ戦 最終週・1回戦
(5月16日・横浜スタジアム)
関東学院大 0ー4 神奈川大
80年の誇りを懸けた激突も……神大エースの「潜航投法」に打線が沈黙
春季リーグ戦の最終カード。ともに優勝戦線からは外れたものの、80年におよぶ歴史と両校のプライドが激突する「伝統の神奈川ダービー」が横浜スタジアムで幕を開けた。しかし、初戦をものにしたのは宿敵・神奈川大だった。関東学院大は相手エースの巧みな投球術を前に打線が沈黙。0対4の完封負けを喫し、手痛い先行を許した。
関東学院大打線の前に立ちはだかったのは、神大エースのアンダースローだった。下から吹き上がるような軌道の速球と、手元で鋭く落ちるチェンジアップのコンビネーションに翻弄され、凡打の山を築かされる。好調だった打線もこの日は散発の4安打に抑え込まれ、最後まで本塁が遠かった。
一瞬の隙を突かれた投手陣 四球と盗塁から失点を重ねる
マウンドに上がった先発の手塚悠護(4年・向上)は、序盤こそ粘りの投球を見せたが、三回に一瞬の失策に泣く。高めに浮いたカーブを相手1番打者に捉えられ、左翼席中段へと運ばれる先制のソロ本塁打を被弾。
さらに五回、四球から盗塁を許すと、内野ゴロの処理が一瞬もたついた隙に、二塁走者に一気に生還され2点目を献上。六回にも安打と盗塁でピンチを背負い、タイムリーを浴びて3点目を失った。七回には3番手の久米徳之介(4年・東海大甲府)がマウンドへ上がるも、またしても四球と無警戒の盗塁から適時打を許し、決定的な4点目を奪われた。
終わってみれば、無駄な四球と相手の足に対する警戒不足がすべて得点に絡む結果に。バッテリーと内野陣の連携の隙を容赦なく突いてくる、神大の「隙のない野球」に完敗を喫する形となった。
初戦の敗戦は重い。しかし、「伝統の一戦」はまだ終わっていない。
優勝を逃した今だからこそ、この宿敵・神奈川大から勝ち点を奪い取ることが、秋季リーグ戦への何よりの自信と糧に繋がるはずだ。
選手諸君、下を向いている時間はない。走塁への警戒、一球の制球力、そして意地でもランナーを還す執念――。
第2戦ではしっかりと気持ちを切り替え、本来の「繋ぐ野球」を取り戻してほしい。泥臭くスコアボードに得点を刻み、必ず勝利を収めて第3戦へと戦いを引き戻すのだ。
伝統の縦縞のプライドは、こんなところでは終わらない。明日こそ、横浜スタジアムに歓喜の校歌を響かせろ!頑張れ、関東学院大学硬式野球部!
(写真は7回長打でチャンスを広げた伊藤①)
