2026年度神奈川大学野球春季リーグ戦 第3週・1回戦
(4月18日・関東学院大学ギオンパーク)
関東学院大 11ー1 桐蔭横浜大(8回コールド)
猛攻11得点! 米盛の豪快2ラン、1年生・小川の勝負強さが光る
背水の陣で迎えた第3週。関東学院大が、宿敵・桐蔭横浜大を相手に11得点を奪う猛攻を見せ、8回コールド勝ちを収めた。前週の連敗という屈辱を晴らすべく、初回の守備からベンチの熱量は最高潮に達していた。
均衡を破ったのは3回。9番・神谷莉毅(3年・小松大谷)が執念のピッチャー強襲安打で出塁すると、2番・伊藤海翔(3年・木更津総合)が鮮やかにライト前へ弾き返し先制。続く4回には、4番・山田凛太朗(3年・日大三)の四球と三森結大(4年・桐生第一)のバスターで好機を広げると、7番・米盛英汰(4年・沖縄尚学)が甘く入った3球目を一閃。打球は右翼フェンスを大きく越える文句なしの2ラン本塁打となり、主導権を完全に掌握した。
7回には1年生の小川直人(海星)が満塁からセンターへ2点タイムリーを放つなど、下級生の台頭も目立った。8回にも中島海翔(2年・星稜)の適時打などで4点を加え、最後は1年生右腕・川口賢人(東邦)が6-4-3の併殺打で締めくくった。
マウンドでは、大黒柱、手塚悠護(4年・向上)が圧巻の責任感を見せた。走者を背負いながらも「ここ一番」で沈むボールを有効に使い、コーナーを突く投球で翻弄。7回を投げて138球、5安打1失点。要所を締める気迫のピッチングが、打線の爆発を呼び込んだ。
11対1。数字の上では完勝だ。しかし、試合終了後のギオンパークに歓喜の輪はなかった。選手たちの表情は一様に硬く、すでに視線は翌日の第2戦へと向けられていた。
試合後のミーティング。小泉陽三監督の言葉が、静まり返った陣営に響いた。
「今日の勝利は、明日勝って初めて意味を持つ。明日に備えて、今できる最高の準備をしてくれ。」
この一言が、チームの現状を象徴している。開幕週の連敗により、優勝戦線に踏みとどまるためには、もう一つの黒星も許されない。コールド勝ちという結果に満足せず、自らのミスや課題を徹底的に洗い出す。そこに、今季に懸けるベンチ入りメンバー全員の覚悟が滲んでいた。
勝利の味は、明日まで取っておこう。 今日の11得点は、明日勝つための「序曲」に過ぎない。選手たちは今、勝利の喜びを封印し、牙を研いでいる。
明日19日、同じくギオンパークで行われる第2戦。ここで連勝を飾ってこそ、関東学院の逆襲が本物であると証明できる。
OB・OG、そして関係者の皆様。 今こそ、グラウンドへ足を運んでください。選手たちの背中を、皆様の熱い声援で押し上げてください。一球に魂を込め、泥にまみれて戦う後輩たちの姿を、その目で確かめてください。 戦いは、ここからだ。頑張れ、関東学院大学硬式野球部!
(写真は4回表 第一号本塁打を放った米盛選手)

