2026年度神奈川大学野球春季リーグ戦 最終週・2回戦
(5月17日・横浜スタジアム)
関東学院大 6ー4 神奈川大
(延長10回タイブレーク・対戦成績1勝1敗)
息詰まる熱戦、決着はタイブレークへ。代打・三森が魂の決勝打!
伝統の一戦にふさわしい、意地と意地がぶつかり合う大激戦となった。前日の完封負けから一夜、もう後がない関東学院大は、大会規定による延長10回タイブレークの末に神奈川大を6対4で撃破。対戦成績を1勝1敗の五分に戻し、勝ち点獲得の行みを明日の最終第3戦へと持ち込んだ。
4対4の同点で迎えた延長10回表、ノーアウト一、二塁から始まるタイブレーク。関東学院大は4番・四宮秀明(4年・東海大甲府)の初球にヒットエンドランを仕掛けるも、打球は右飛となり走者が進めず、スタジアムに嫌なムードが漂った。
しかし、この窮地を救ったのが代打の切り札・三森結大(4年・桐生第一)だった。極限の緊張感の中、しぶとく一、二塁間を破るライト前適時打を放ち勝ち越しに成功。さらに、途中出場の富田(4年・東筑紫学園)がライトへきっちりと犠牲フライを打ち上げ、値千金の2点をもぎ取った。
激しい乱高下を見せた試合だった。関東学院大の先発・長友稜太(4年・宮崎商業)は、自己最速に迫る148キロの直球を武器に仁王立ち。神大打線を7回1失点に抑え込み、味方の反撃を待った。
打線は八回表、四宮の安打と犠打で作った好機に、途中出場の米盛英汰(4年・沖縄尚学)が中前適時打。さらに、この日9番に座った岡本脩(1年・唐津商業)が左中間を深々と破る2点タイムリー3塁打を放ち、一挙3点を勝ち越した。しかしその裏、2番手のエース手塚が神大4番に同点3ラン本塁打を浴び、試合は振り出しに。
なおも神大の逆転サヨナラムードが渦巻く中、3番手としてマウンドに上がったのがルーキー・岩田純心(1年・相川学園静清)だった。岩田はわずか13球で三者凡退に仕留め、神大の勢いをピシャリと断ち切った。10回裏もマウンドに上がった岩田は、一死から四球を与え二死満塁の一打サヨナラの大ピンチを迎える。バッターボックスには、実兄である神大の主力・岩田悠聖外野手(4年・山梨学院)。この運命の「兄弟対決」を、強い気持ちでライトフライに打ち取りゲームセット。1年生とは思えぬ冷静沈着なマウンドさばきが、劇的勝利を呼び込んだ。
これでタイに追いついた。泣いても笑っても、明日が春季リーグ戦の最終決戦だ。
舞台を自陣の関東学院大学ギオンアスリートパークに移して行われる
第3戦。この試合の持つ意味はあまりにも大きい。長年、良きライバルとして、そして最大の宿敵として数々の名勝負を繰り広げてきた神奈川大。明日勝利して勝ち点を獲得すれば、神大を抜いてリーグ3位へと滑り込むことができる。
優勝こそ逃したものの、宿敵を力でねじ伏せて幕を閉じることは、秋季リーグでの逆襲へ向けた最大のエネルギーとなるはずだ。
選手たちは満身創痍の中、伝統の縦縞の誇りを胸に戦っています。明日はホームグラウンドでの総力戦。スタンドからの圧倒的な声援で、宿敵を圧倒しましょう!
「最後の1勝を掴み取り、秋へ繋げ!頑張れ、関東学院大学硬式野球部!」
(写真は、8回同点以降神大打線を封じ込めた岩田純心投手(1年・相川学園静清))
